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戦艦武蔵 吉村 昭

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カテゴリー 日本歴史小説

最近になって吉村昭氏に目覚めたw
近代、特に昭和戦争は好んで読むこともなかった。
戦争を知らない世代ではあるが、妙に身近すぎて、ある意味怖い。

戦艦武蔵については殆どしらない。
大和と同じ型で、活躍することもなく沈没って程度の知識。
まず、民間 で建造したことは知らなかっただけに驚いた。
 その他モロモロ、ノンフィクションの面白さ。

 戦艦大和だけが目立ちすぎて可哀想になってきた。
映画「男たちの大和」も、建造する話のほうが良かったのに。
いつか海底探査でもして、武蔵を発見して欲しいです。

 

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韃靼疾風録〈上〉〈下〉司馬 遼太郎

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司馬 遼太郎氏最後の小説・・・・。なぜか読んでいなかった。
過去の作品のように、面白おかしく楽しめるって感じではなくなっているけど、普通に面白い。
ヌルハチ~ドルゴンまでは、いろんな作家が書いている気がするのだが、一番馴染み安かった。
主役が日本人ってのが良いのかも。

日本人から見て、感覚的におかしい事は、主人公の桂庄助がおかしいと感じてくれる。
凄いことは凄いと驚き、感情移入しやすかった。
毎度の余談では物足りず、話の流れ中で主人公に「その感覚はわからん」と連呼させた感じ。
だからこそ、理解しやすく読み安かった。
司馬遼太郎氏は中国の歴史は日本人には理解し難いと言っていたが、
どう書けば良いのか?と考えた結果が、この作品じゃないかと思う。

ま、この手の語り部要員にありがちな、歴史上の有名人に出会い過ぎ!
・・・だが・・・それはしょうがないw

どうも清朝は西太后あたりのイメージが強いけど、騎馬民族だけに野蛮で合理的。
女真族の人たちは中華の人間ではなく、自分たちの出自を卑しいと思っていたはずで、
だからこそ、歴史上、一番賢王が多い王朝だったはず。

もっともっと中国物を書いて欲しかった・・・・。
面白いと同時に残念な気分になった「韃靼疾風録」!

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斬 綱淵 謙錠

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幕末から明治への山田浅右衛門。
不気味な死刑執行人のイメージだったが、浅右衛門も人間ですね・・・・
物語は幕末に始まり7.8.9代へと進む。主に9代吉亮が主人公かも。 
9代目と言っても、 実際は8代までとなっていて、閏8代とか呼ばれているらしい。

しかし、この9代 吉亮、12歳から働いていたとか・・・・。
小学校6年生に首を落とされる罪人ってのも怖い。
 また、この本、斬首の細かい所まで説明されていて、やけにエグい。
「山田浅右衛門のおしごと」って感じで、製薬(原材料は人間)や刀の鑑定(死体への試し切り)等々、
驚くほど細かく調べてあるので、一読の価値ありです。

 斬首から絞首へ変わっていく過程が面白い。
 現代では残酷だと言われる絞首刑、ある意味文明開化の一部だった模様。

書かれたのは1972年らしいけど、読みづらいとは思わなかった。
 面白さより、内容のインパクトが大きい本でした・・・・。

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史記 武帝紀〈7〉 北方 謙三

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終わった・・・・。
7巻で終わりとは知らなかった。
思ったよりもしっかりと終わった感じ。
珍しくプチハッピーエンドな気がした。
皆が幸せになるわけではないけど、落ち着くところに落ち着いて終わる。

 読了後の気持ちも静かでした。
北方謙三氏の小説は読み終わった後も熱かったりするのでw

今後は 岳飛伝に期待!!

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漂流 吉村 昭

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今更なのかもしれない・・・・。
しかし・・・・面白い!
今年読んだ本では一番面白い!!
1976年の作品らしいので、30年以上遅れて興奮!!
しかも北大路欣也主演で映画にまでなっていたのか。
まぁ、映画化も1981年なので、知らなくても普通なのかも。

でも、歴史小説なのかな・・・・。
少なくとも大河では無く、江戸時代のロビンソン・クルーソーって話。
読了後に調べると、高知県では偉人扱いでした・・・・。
偉人って、えらい人って意味なら長平は偉いと思うが、
歴史的に何をしたというわけでもない。
ただ、無人島で生き延びたというだけ!

後から流れ着く人たちも居るのだが、サバイバル心?をくすぐる話です。
なんとなく武帝紀の蘇武を思い出すハングリー度。
ひたすらアホウドリを叩き殺す。今まで読んだ本の中で、一番「叩き殺す」と言う文字が書かれた本。

面白い。
面白すぎる「漂流」

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羆嵐 吉村 昭

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ちょっとジャンルは違うけど、超怖い。
何故か三毛別羆事件の事は以前から知っていた。
たまたま、あの獣害の熊の話かぁ・・・・程度で読み始めたのだが・・・・。
一気に読んでしまった!
なんだろう?サスペンス?パニック小説?ドキュメンタリー?
なんだかわからないけど、オススメしたい本!

内容が内容だけにグロい描写もあり、人を選ぶのかもしれないけど・・・・。
しかし、北海道の開拓者の人たちには頭が下がる。
ツアボの人食いライオンとかも恐ろしいとは思うが、羆のほうが恐怖を感じる。

そして、熊の賢さを知った・・・・。山歩けません。

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箱根の坂(上・中・下) 司馬 遼太郎

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カテゴリー 日本歴史小説

北条早雲の物語。
時代の変わり目だったとは言え、ちょっと不思議な人物。
もっと裏切りの連続&戦&下克上かと思っていたら、案外大人しい話・・・・。
たしかに、活躍した年齢が年齢だけに、飢えた狼のごとき人物ではないとは思うが。

この時代に民政に力を注ぎ、成功した人物が他にいるのだろうか?
領民にすると救世主のように感じていたのかもしれない。

骨皮道賢が魅力的。
その他、太田道灌や、知っているけどよく知らない人物がゾロゾロでるw

読了後も気持ちのいい箱根の坂でした。

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一豊の妻 永井 路子

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永井 路子氏の作家魂というか、人と同じ事は書きたくないといった感じが出すぎかも。
面白さは文句なし。
この短篇集、サクッと読めて小気味良い。
一豊の妻は功名が辻の解説で気になったのだが、なかなか意表を付かれた。

お江も、独自のイメージで、ある意味なるほどと思わせるキャラクター。
永井氏の長編が読みたくなった本でした。

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功名が辻 1~4 司馬 遼太郎

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息抜きには丁度いい感じの本。
小難しいこともなく、人物が立っていて感情移入しやすい。

何気に、なぜこの程度の男が土佐24万石を?ってのは何度も書かれていて、しかも大した人物じゃない事を刷り込まれる。
しかし、秀吉程ではないけど、戦国を生き残り1国の大名にまでなる時点で、小物ではないはず。
千代もいい感じだが、この時代の信長配下武将の嫁では普通なのかも?とも思う。

司馬遼太郎氏は初期の方が面白い。
自由に書いてる感じで、明らかに書くことが楽しい雰囲気を感じる。
なんとなく年数がたつに連れ、司馬遼太郎氏=司馬先生の書く高尚な小説 って感じになっている感じ。ま、作品によるのかもしれないけど。

ここらあたりで国盗り物語でも読みなおしてみようかな。

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一刀斎夢録 上・下

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あの斎藤一ふたたび!
どの斎藤一かと言うと、壬生義士伝の斎藤一・・・・。
ついでに、あの吉村貫一郎にもチョコット会えます。

時代は明治天皇崩御、乃木希典の殉死後。
斎藤一の口で語られる乃木将軍批判は、浅田次郎氏の思いだろうか?
正直、かなり欝になる話しです。
しかし、新選組の行く先は悲劇しか無いわけで、雰囲気的にはしょうがないのかとも思った。

今回も糞袋の話しですが、糞袋じゃない場所と人に出会う。
自分も糞袋じゃと言う割に、浅田氏の書く斎藤一は真面目でストイック。
作者が土方大好きだから、主役の斎藤も土方大好き!

なかな剣に関しても書き方が上手く、引きこまれてしまう。
読了後、一対一では居合が最強なのだと思ってしまう。

ストーリーも、昔話を時代が交差しながら語りつつ、ラストが映画を観ているかのようだった。
断片的に登場する市村鉄之助が影の主役。
意表を突いた歴史的解釈も、斎藤一の口が言ってるだけなので面白い。
こんな話しが聞けるなら俺でも毎晩通います。
相手にされないとは思うけど・・・・。

浅田氏の新選組はこれで終わりなのかな?
もっと書いて欲しい!!

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